二週間

旅に出て二週間になった。 旅と言っても作業してるから、遊んでるわけじゃないんだ。 今日は、二週間ぶりのお休みなんだな。 で、今日は、おばあちゃんにも会いに行った。 86歳。 昼間はそうでもないけど、 夜中になると足が痛んでしかたないって。 孫みた…

1ヶ月、旅に出ます。 懐かしいところも歩いたり。 懐かしい人にも会ったり。 いつものように、カバンにいろいろ詰めて、 明日から・・・ というわけで、いつものように、コメント欄を閉めていきます。 旅先から更新したいなぁと思いつつ。 こればかりは運な…

旅から旅へ・・・

明日はSちゃんがGBからやって来る。 Sちゃんと二週間の小さい旅ののち、いよいよ長い旅を終えて帰る。 どこに帰るのだろう。わたし、どこから来てどこへ行くのだろう。 しばらくそこに行くが、すぐ別のところに行って、留まって、また、旅にでる。 出会って…

花が笑う

日本から秋桜のそよぎ、届いたよ。 by H.Katayanagi 秋だね、青空だね、空高いよね。 遠くにいて、日本のこと思ったりして、 それもこれも、遠くにいるから思うものなのね。 ま、いろんなこと考えるけれど、 なにしろ、 花が、 笑ってるから、 心配ご無用。

海のながめ 5

海を経験するということ。 こんな海のながめを毎日仰ぐことができたら。次々とあらゆるところから人がやって来て、 石を積み上げる。 一つ、もう一つ、なにかしら高いものを建て上げる。 こういう人間の本能は、いつからなのだろうか。 想像だけでも楽しい。…

海のながめ 4

東に住んでいた頃、 夕陽を見ながら、 中国大陸のお浄土を想像していた。 西にやってきて夕陽を見ると、 もう何も想像できない。 夕陽の先にそれはなく、 わたしの背中にそれが広がっているのだ。 こうして考えてみると、 わたしはいつも、 中国大陸を中心に…

海のながめ 3

Goémon「ゴエモン(昆布類)」でヨードづくり en Bretagne これだけ海が広いと、魚とか、海藻類とか、当然いっぱい「居る」。 漁師は夜、朝の市場に間に合うように働くのは、どこの国も同じね。 ここはかなり北だから、昆布とかも「取れる」。この海藻はなん…

海のながめ 2

GR, Sentir Cotier de Grande Randonnee 海岸の自然歩道。 歩きたければ、この海岸を、 何時間でも、何日でも歩ける、 しかも、ずっと自然歩道なのよね。 わたしだってね、島国育ちですんで、 海くらいね、知ってるんですよ、へへんだ。 しかも、瀬戸内海…

海のながめ 1

左下に見える黒い点、波乗り軍団がボードにのっかって沖にすすんでいるところ。 それにしても、いい波ですねー。 シャッターチャンスが合わなかったけど、この人たち、 ひとり、そしてまたひとりと、 すてきな波がやってくると上手にサーフ。 あんな波に乗れ…

Calvaire de Plougastel Daulas

Calvaire、カルヴァリオの丘。 キリストの受難と十字架。 ブルターニュには、カルヴァリオがあちらこちらにある。 イエスと12人の弟子達の最後の食事。 食事が終わると、イエスは席を立ち、 手ぬぐいを腰にまいて、 弟子達の足を一人一人洗い始める。 ペト…

夏の終わりの空、馬がいる

馬くんたちが嬉しそうにしてる。楽しそうにしてる、というか。 遊んでる、というか。 抱擁してる、というか。 ひそひそ話ししてる、というか。 慰めあってる、というか。 心から語り合ってる、というか。 深いスピリチャリティに満たされてる、というか。 い…

もう一つのConquesの窓

この先に、何が待ってるのだろう。 聖遺骨・・・ 盗んでまでして、 この山間に、 いったい何を求めて、ここに来たのか。 修道士っていったい何者なのか。 石が敷き詰められた細い道を、歩いたり、走ったり、逃げ入ったり。 この窓のむこうにも、この窓のこち…

Conquesの窓

ロマネスクの教会建築には窓ガラスは無し。 けれど、ここには、なんとも調和した窓*1がある。 時間によって、この白が、青色を帯びたりする。 リズムと光。 音楽みたいな窓に揺られてみる。 *1:1986年、Pierre Soulagesさんというコンク近くのロデーズ生…

Conquesにて, La Basilique Sainte-Foy

山間の奥深く*1、ロマネスクあり。 高い、高い。 まるい、まるい。 ロマネスクの後期、かなり高さを求められてたことがわかる。 さらにこれが後のゴチックの尖った感じになってゆくのですね。 11世紀前半に建てられたこの聖堂には、 わずか12歳で殉教し…

Vezelay、美しき門

イエスのからだじゅうにほどこされた、渦。 この渦に仰天して動けなくなったわたし。 まわりに弟子たちが12人。 鍵を持ってるのはペトロ。 イエスと弟子たちの足もとには、水が溢れる河があって、 さらにその下には、行列している人々がいる。 たくさんの…

日暮れを歩くVezelay

むかし、むかしの人々も、 ここに生きてきた修道者たちも、 こういう空と、こういう夕陽を見たのかなぁ、って思ったら、 ここはほんとに永遠の丘なんだなって、 しみじみ感じた。 っていうのも、 この丘も、 けっこう血みどろな歴史を孕んできたからね。 宗…

Vezelay

La Basilique St.Marie Madeleineにて、夕の祈り 内陣に近づくと、 光のふところのなかに入るような感じがする。 朝、昇った光が、 ここには一日、充満しているんだろな。 目も開けられなかったほどの輝かしい光が、 夕になると、おだやかな、 やさしい光に…

永遠の丘、Vezelay

La Basilique St.Marie Madeleine*1にて、朝の祈り 朝、はやく、 澄み切った、静まり返った聖堂に、 光が昇る。 内陣のもっと奥の、その窓、 そこから、 あなたは昇る。 朝の来ない、わたしの座るこの椅子たちが、 あなたの光に照らされてる。 それは、 わた…

L'Abbaye de Fontenay L'Eglise

Fontenay修道院の教会*1のなか。 急ぎ足に入ったこの空間に、 わたしは何を期待していたのだろう。 なにもない。 なにかあることで、わたしに意味を示そうとする、イデア。 そういうわたしのシタゴコロを、 あっさり、かき消してくれた。 わたしは今、修道士…

L'Abbaye de Fontenay 

Fontenay修道院(世界遺産)*1の回廊 歩く、ぐるりぐるりと。 この回廊を。 光そそぐ神の庭をまんなかに、見て、 そして、聴いて、ゆっくりと歩く。 らせん状に、降りる。 見えない心の奥底にある、 そこが、もしも、 暗闇だったとしても、 神の庭に注がれる…