2005-01-01から1年間の記事一覧

来週まで留守します・・・

祈る木 ⑧

所作の連鎖 もしも他で主題として取り扱われていなければ*1、さらに続けて、所作は記憶であるということについて言わねばならないだろう。つまり所作が千年に渡って養われた仕草を使い続けているということについて。―― たとえば、手をあげ、地に口づけする…

Le monde de Narnia

ディズニー映画。 ハリーポッターよりは怖くない。 http://www.allocine.fr/film/fichefilm.html?cfilm=47220 しかし、こういうファンタジーばっかり観てても、なんか深みがなぁ。 しかし、映画館って拍手するのは普通なんですね。今回も。 四人の子ども、戦…

祈る木 ⑦

中心を探す。 木が木としてすっくと立っていられるということ。 土、根、幹、枝、枝に広がるさらなる枝、 その枝から伸び上がる葉、葉のそばに開く花、 そういうの、ぜんぶがあって、木となっているわけだけれど、 その木の中心というのは、いったいどこなの…

祈る木 ⑥

祈りにおいて、そこに置かれた「もの」はからだの一部、延長。 わたしのまわりにはいろんなものが置かれているけど、 自分が置いたものもあるし、 はじめからあったものもあるし、 それとわたしがどう絡み合ってるか、 祈りの生活には、 かなり本質的なこと…

祈る木 ⑤

この写真なら、 内陣の外側、周回廊の壁にほどこされた雰囲気が、 もっとよく見えるかな。 廻る祈り。 回廊を黙って歩いて、祈る。 時々思い出すんだけど、 友がわたしに話してくれた話。 彼女はある大きな仕事を終えて、 心身ともに疲れきった後、 祈りの家…

祈る木 ④

天使、羊飼い、そして主役の登場。 ヨセフ、マリア、幼子イエス。 パリ・ノートルダムの内陣のまわりは、 イエスの生涯が彫刻で描かれている。 一般の信者は昔、この内陣に入ることができなかった。 そのかわりに、そのまわりを取り囲む彫刻を見て、 イエス…

祈る木 ③

二匹の動物のむこうに、羊飼いが寒くてうずくまってる。 昨日の天使の反対がわに、この動物たちがいる。 おもわず、馬小屋と書いたけど、 La creche、「うまや」としか言いようがない。 こういうのがいわゆる、 Traditions(複数形!)というわけなんだろな…

祈る木 ②

パリ・ノートルダム寺院の天使。 毎年、趣向をこらした馬小屋イエスの誕生場面が置かれる。 今年はなんだかシンプルだなぁと思っていたら、 背景の壁彫刻がそのまま見えるようになってて、 400年前のその彫刻と、現代の彫像が同時に見える。 それはそれで…

ここに居てよい

id:Emmausさんのブログから・・・ ここに居てよいというほんとうの安心に押されて気持ちがすごくいい。 http://d.hatena.ne.jp/Emmaus/20051218 窓の外を見ると、驚くほど大きな星がみえる。 目を凝らしてみると、星型☆をしているようにもみえる。 そうか、これ…

祈る木 ①

クリスマスが来る。 来るというくらいだからまだ来ていない。 だから、待っている。 毎年、同じ時期になぜ待つのか。 同じ物語を繰り返し聞き、 同じ登場人物を見る。 羊飼い、天使、三人の博士、ヨゼフ、マリア、ヨハネ、 エリザベト、ザカリア。 泊まる宿…

聖書を読む

id:momolineさんのブログから・・・ 「聖書を読む」という問いについて考えておられる。 難しい問いだけど、こういう問いかけをしてくださることに感謝! http://d.hatena.ne.jp/momoline/20051216/1134754402 もちろん聖書は、テクストである。 わたしはそのテ…

いつもの風景にサパンとくると、ノエル。 お馴染みパリ・ノートル・ダム寺院。 今日は、この聖堂のなかで、 ここは「わたしの家か」と心のなかの声を聴く。 宗教改革以前に建てられたこの大聖堂、12世紀。 ここは、わたしの家、だ・・・ 宗教改革後、反宗教改…

道で歌う人

夜のメトロ、シャトレ駅。 おばさん、一人で歌ってる。 その場所、先日、別のおばさんがマイク&軽量スピーカーを使って、 座って、歌ってた場所だった。 今日のおばさんは、マイクなし、椅子なしで、立ったまま、歌ってる。 雲と雲の間に空が広がる・・・、そ…

Tenebres

Photo by Moiuko http://www.fotolog.com/petalidolci/ 闇。 神社のまわりは背の高い木々で囲まれてて、 昼でもなんとなく影っぽい。 昼の最後あたり、彼ら木々たちは、 これから闇がやってくるのを予告するかのように、 みずからが真っ黒になって、 おおい…

日本語

そうだったのか・・・と肯きの連続。 日本語の森を歩いて (講談社現代新書)作者: F.ドルヌ,小林康夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/08/21メディア: 新書 クリック: 19回この商品を含むブログ (19件) を見る 前書きの「構造主義言語学とも生成文法ともまた…

いよいよ

日本語問題もなんとなく見えてきたところで・・・ Claude GEFFRE著「Christianisme au risque de l'interpretation」に取り掛かる準備。 http://www.editionsducerf.fr/html/fiche/fichelivre.asp?N_LIV_CERF=1212

Harry Potter 4

Harry Potter IV La Coupe de Feu http://www.allocine.fr/film/fichefilm.html?cfilm=53756 恐かったですー。 あっという間の二時間半。 2と3を見なくてもぜんぜん大丈夫だった。 あー、恐かった。 出てる子どもたちはみんなかわいいけど。 http://hotwir…

日本語

id:Emmausさんのブログから・・・ ■[考察] 日本語の早道1 風呂敷の真ん中に述語。そのまわりに補語。主語も目的語も補語の一種類!!。で状況や相手によって必要なら主語や目的語等を付ける。同心円のド真ん中にボンと「よかった」がある。真ん中の述語がどうい…

ドイツ・レクイエム

2曲目。 草は枯れ、花はしぼむが、 −−−−−−−− 神のことばは永遠に立つ。 この二行の間が引き伸ばされる。 ひと息に言ってしまえば、この二行はあっという間に終わる。 けど、ブラームス・ドイツ・レクイエムではぜんぜんそうはいかない。 草は枯れ、花はしぼ…

投射

水の鏡に映るモミジとモミジの両方を見る、ということ。 Photo by H.Katayanagy 水に映っているモミジを見て、振り返り、仰ぎ見ると、そこにモミジ。 水に映っている自分を見て、振り返り、仰ぎ見ても、そこに自分はいない。 それがたとえ、対象の投射であろ…

椅子

この並びが青春だったときだってあるのさ。

ドイツレクイエム

ブラームスのレクイエムを友が歌うというので聴きに行った。 150人の大合唱団、かっこいー。実はこれ生は初めて聴いたんじゃないかと思う。 ブラームスもバッハ同様、ルター派ということで、聴きながら、カトリックでのレクイム・ミサ曲との違いをまざま…

Gabriel Faure

http://www.emiclassics.ch/xml/6/553956/3361262.html フォーレの室内楽全曲が5枚のCDに収められている。 演奏は間違いなくいいからってお店のお兄ちゃん。 他に選択の余地がないからどうしようもないけど、でも聴いてみると悪くなし。 EMIが昔の名盤…

La religion

赤ちゃんの時にキリスト教の洗礼を受け、 義務教育でカテケージスを受け、 初聖体、信仰宣言と一連の信仰教育をとりあえず済ませるのが13歳。 私の友だち、MP(たぶん40歳くらい、フランス人)さんは、その一連の信仰教育を受け、 もっとほんもののス…

信じること

ケロさんと話してて、そういえば、あのCATECHISMUS CATHOLICE ECCLESIAE『カトリック教会のカテキズム』は各国の独自のカテキズムの「参考書」だったんだよねと思い出し、フランスではあの後、何が発行されたんだっけと振り返ったところ、思い出した。歴史を…

listen to my heart

Listen to your heartを聴きながら、平原綾香のジュピターを思い出す。 Every day I listen to my heart, ひとりじゃない ジュピターではこう歌う。 自分が自分の心の声を聴く、ひとりじゃない。 Listen to your heartと言っても, 自分の心の声を聴くとも考…

時間

お馴染みカトリック高円寺教会のLuke8488さんのブログから・・・ クリスマス・コンサートがあるみたい。 エレクトロニック・ギターやドラムがうなり、 ボーカルのパブロくんが愛の歌をシャウトするようですね。 コンサートのタイトルは、 「時は流れ去るものじ…

Japonologue

忘れぬうちにメモ。 J.F.Sabouetさん、ジャポノログ。http://www.reseau-asie.com/CV_jean_francois_sabouret/CvFr.htm

ロヨラのイグナチオ

2006年は、 ロヨラのイグナチオの没後500周年。 フランシスコ・ザビエルの生誕450周年。 ピエール・フェヴルの生誕450周年。 というわけで、 大々的にジュビレ2006年を祝う。 www.amisdansleseigneur.com 彼ら三人は1530年にパリで学生…