Vezelay

La Basilique St.Marie Madeleineにて、夕の祈り

内陣に近づくと、
光のふところのなかに入るような感じがする。
朝、昇った光が、
ここには一日、充満しているんだろな。
目も開けられなかったほどの輝かしい光が、
夕になると、おだやかな、
やさしい光になって、
わたしたちを迎えてくれる。
いらっしゃい。
どうぞ、ここで、一服して行きなさい。
そしてまた、椅子に座る。
白い衣を身にまとった、
女も、男も、
独り者として身を奉げた者たちが、
朝から、晩まで、一緒に祈る。
祈りの共同体。
彼らが、あのエルサレム修道会*1の皆々さま。
ここに彼らがいて、ほんとに良かったなぁって、
なぜだか思った。

*1:http://vezelay.cef.fr/indexfmj.htm Fraternités Monastiques de Jérusalemは、Pierre-Marie Delfieuxによって1978年に創立。愛と祈りと働きを柱とした観想修道会。パリでは、パリ市庁舎の後ろにある教会に住んで、完全に修道院の中だけで暮らす人もいれば、会社などに昼間は働いてて、夜は修道院にもどるといった、フレキシブルな存在の仕方で「観想」修道生活(男女)を送る。パリの喧騒のなか、Saint-Gervais、Saint-Protaishttp://jerusalem.cef.fr/NOUVEAU/Accueil_FR.phpに一歩踏み入ると確かな静寂に包まれる。