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ハンス・キュング

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ハンス・キュングが全世界の司教に宛てた公開書簡。英文 Church in worst credibility crisis since Reformation, theologian tells bishopsLe Monde に載せられた仏文 http://www.lemonde.fr/opinions/article/2010/04/17/cinq-annees-pour-benoit-xvi-une-…

神の啓示の概念

沢田和夫「神の啓示の概念―特に第二バチカン公会議による―」『カトリック神学』昭和42年1967年、6月(上智大学神学会) (トリエントから第一バチカン公会議への神学思想史を概観した後)、Ⅱ第二バチカン公会議における『啓示憲章』(中略)1962…

24歳

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ボンヘッファーはこれを24歳で書いた、そうだ。 [rakuten:book:12019144:detail] http://www.shinkyo-pb.com/theology/post-942.php 1930年、ボンヘッファーが弱冠24歳で完成した教授資格論文。ハイデッガーにおける現存在分析と行為/存在の二分法を批判的…

神化

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カール・ラーナーの「神の自己譲与」を読むとそこに「神化」という言葉が出てくる。神化とは、ドイツ語ではVergöttlichungと言い、フランス語訳になるとDivinisationと言う。百瀬訳によれば、神化とは訳注で=人間が神の存在に参与し、聖化されること、とい…

今日のマクグラスさん

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The Omnipotence of God 「力」という観念に対してしだいに疑い深くなった時代にあって晴れやかな思いになれるのは、 おそらく「全能の神」について語ることは、 必ずしも神が暴君であるという意味ではなくて、 むしろ神が力のない人々の傍らに立つのを選ん…

な・なんと・・・

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イエズス会35総会の教令がネットで見られる! ↓英語、スペイン語、フランス語 http://www.sjweb.info/35/index.cfm (注:しかし、これ↑このままでは飛ばなくなってますネ、コピペですね) (今は飛べてますね)

19世紀

南山宗教文化研究所「科学・こころ・宗教」プロジェクトで「アメリカ宗教学会(AAR)サンディエゴ大会」に参加された寺尾氏のレポートが載っている。 このサイトをご覧になられた汝の隣人のブログを愛せよ | LOVELOGさんは「石炭」が興味深いとコメントされ…

身体と精神

カトリック中央協議会 教皇ベネディクト16世の回勅「神は愛」。エロス、フィリア、アガペの問題がどうだっけと思い、もう一回読んでみた。B16によれば、人間が一人の「わたし」という人間として存在するためには「精神」と「身体」の統合がはかられなけ…

解釈する共同体

★masia師のブログ11月27日付「Somos iglesia en las redes del Espíritu」と題され聖霊と教会について語られる。 http://blogs.periodistadigital.com/vivirypensarenlafrontera.php こちらのブログをgoogleの翻訳http://translate.google.com/translate…

さからめんと

どちりなきりしたん 第十一 さんたゑけれじやの七のさからめんと(秘跡)の事 弟 後生を扶かるべき為にハ 今まで しめし玉ふ所の よく物を頼み奉る事 達して ひいですを得奉事と身体を まさしく おさむる事 此三か条斗にて 悉 皆達するやいなや 師 其儀にあ…

王であるキリスト

Fichier:Le Christ Roi (détail-de-l'apocalypse-.jpg — Christ-Roi 1925年12月11日のピウス11世回勅Quas primasによって始められた「王であるキリスト」。20世紀から始まった祝日である。1922年以降イタリアではビットーリオ・エマヌエーレ…

神を信じる

神を経験する、神を信じるということが、いかに「ふつうの行為」であるかを語る師匠。イエスとその福音作者: 岩島忠彦出版社/メーカー: 教友社発売日: 2011/08メディア: 単行本購入: 1人 この商品を含むブログ (6件) を見る 神を信じるとは、経験・交わり ヨ…

キング牧師

読み始める。いきなり衝撃。マーティン・ルーサー・キング自伝作者: クレイボーンカーソン,Clayborne Carson,梶原寿出版社/メーカー: 日本基督教団出版局発売日: 2002/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るキング・…

浸透

ミッション - 新生★KARPOSで書いたT氏とまたまた話しがはずむ。 理念浸透モデル:企業と宗教との比較の直観図(byT氏) もちろんキーワードは「ミッション」! 話していると何だか分からないけどわたしのからだの(心の)どこかしらで非常に強く参考になっ…

信仰中心

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ハルナックの問い イエス・キリストの人格が福音の中心なら、この人格への共同体の認識基盤は、夢想して造りだされたほんものののキリストと間違わないために、やっぱ、歴史的批判的研究しかないっしょ??? バルトの反論 なに言ってるの?イエス・キリスト…

バルト

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カール・バルト『ロマ書講解』より 「神と人間との間の質的差異」について もしわたしが『体系』をもっているとすれば、それはキルケゴールが時と永遠の『無限の質的差異』といったことを、その否定的、肯定的意味においてできるだけしっかり見つめることで…

motu proprio summorum pontifcum

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Summorum Pontificum, Litterae Apostolicae Motu Proprio Datae, die septima m. Iulii, A.D. MMVII - Benedictus XVI | Benedictus XVI ラテン語は読めない・・・ とりあえず仏語を発見コピペ。 E.S.M. : EUCHARISTIE SACREMENT DE LA MISERICORDE それにくっ…

megachurch

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観ました。 NHK クローズアップ現代+ クローズアップ現代7月10日(火)放送 巨大教会が政治を動かす 〜アメリカからの報告〜 今、アメリカでは「メガチャーチ」と呼ばれる巨大教会を拠点に信者が急増。来年行われる大統領選挙にも影響を与える勢力として…

他者と自由

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基本的に私はラーナーさんが好きだ。 自分自身こういう構造で信をとらえているんだと思う。 (ラーナーさんみたいには言えないけどサ) 他者と自由の問題について、二つ引用 とにかく、人間のあらゆる経験が示している方向は次のことである。すなわち、世界…

自由と内省

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ラーナーより、【内省】が出てきたのでメモ 人間は、自分についての内省を始めるとき、すでに自由を遂行した自分を発見する。自分が最も内省した形でこれから下すべき決定について考えるときも、自分がすでに今まで自由を遂行して来たことには変わりがない。…

ポスト世俗化時代

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仲間からの情報で、こんな本があることを知る。ポスト世俗化時代の哲学と宗教作者: ユルゲンハーバーマス,ヨーゼフラッツィンガー,フロリアンシュラー,J¨urgen Habermas,Joseph Ratzinger,三島憲一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/03/27メディア: 単…

ラーナー

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昨日の続きでラーナーを読んでる。 1979年、今から30年弱前の現代描写は今でも新鮮、そしてはっとさせられる。 キリスト教とは何か―現代カトリック神学基礎論 つまり、現代人は、むしろ神が義とされる必要はあっても、人間が神の前で、また神によって、不…

New age

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授業でI beliveを聞いた。 学生さんの一人が、 まさにこの感覚、自分の道、何を選べばいいのかわからない、 自分で決められない感覚。 占い小屋には自分で選べない人々が集まってくる。 何かが知りたい、何か言ってほしい・・・ この気持ちわかりますよ、とのこ…

宗教科教育法

Teo

宗教科教育法。 キリ教概説以外にこのような教科を担当することになり、 非常に勉強になっている。>自分 こちらに参加されている学生さんは、 正規の学生さんはたった一人で、 すでにお寺のご住職、○十年教員経験者、社会人入学の方、シスターで計7名。 ゼ…

Sacramentum Caritatis

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今回は完全に見過ごしてしまってた・・・ こまめにチェックせねば。 Sacramentum Caritatis 愛の秘跡 B16二つ目の使徒的勧告、3月13日に発表されてた。 なるほど、 「神の愛」「愛の秘跡」来年は「秘跡の?」(じゃないですね)。 さすが司教さま↓・・…

教える

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誰も教えられたくないだろう。 おそらく誰もが、 教わるよりも教えたいんじゃないか。 たとえば、 「キリスト教の教え」は「こうだ」とか言うと、 そんなの教わりたくないってことにならないだろうか。 けれど、心に響く何か(声だったり、言葉だったり)が…

Deus Caritas Est

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今回はとっても短い。 Deus Caritas Est「神は愛」(8),Benedicte16 8.このように、どちらかといえばまだ一般的ではあるが、私たちははじめの二つの問いに対する答えを見つけた。その核心は、「愛」は、一つのリアリティであるが、そのリアリティはさまざま…

Deus Caritas Est

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ひさしぶりにまた再開してみたり。今回はちょっと長い。 几帳面に一日は一段落ってことにしてると几帳面にこういうことになる。 Deus Caritas Est「神は愛」(7),Benedicte16 7.どちらかと言えば哲学的ではあったが、愛の本質に関する私たちの考察は、内的…

Deus Caritas Est

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Deus Caritas Est「神は愛」(6),Benedicte16 6.どのように私たちは上昇と清めのこの道を具体化すべきだろうか?人間的、神的約束が充満するようにと、どのように愛は生きられるべきなのだろうか?旧約の書の一つで、神秘主義的なものとして知られている雅…

Deus Caritas Est

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Deus Caritas Est「神は愛」(5),Benedicte16 5.歴史におけるエロスの概念をめぐるこの見方から、愛と神との関係性に入る前に、今日二つのアスペクトがはっきりと現われているのを見よう。つまり、愛は不滅であり、永遠であることを約束する――もっとも大き…