仲裁


ムハンマド風刺画の事件はアフガニスタンにまで及び犠牲者を出してる。国連の介入も始まり、事態がこれ以上ひどくならないことを祈るばかり。そんな中で、バチカンにも意見が求められ、この風刺画を書いた人たちを制裁してほしいとの要求も出てるらしい、で、バチカンの反応は、http://www.la-croix.com/article/index.jsp?docId=2258320&rubId=4078 表現の自由と、宗教を信仰する自由は両方とも根本的なもので、どちらも大切。暴力は決してゆるすことはできないが、と同時に、今回の試練において、謙虚に自らの宗教として信仰生活をするイスラム教徒を支えて行く、とのこと。諸宗教の対話の延長にこういう連帯性もにじみ出てくる・・・。


しかし、この記事の中で知ったんだけど、イスラム教徒が、カトリック教皇に「何とかあなたも一言発言してくださいよ、こんなんじゃまずいでしょ」と支えを求めていたという・・・。宗教による戦争が取り立たされることもあるが、こういう話は、宗教による仲間意識というのも生まれるんだという可能性を示す一面か?