主張

karpos2006-02-10



夕刊フランス(っていうと不思議な響きね)に掲載された様子↓
http://fr.news.yahoo.com/photos/060207144422.vrj722th-photo-le-1er-fevrier-2006--france-soir-avait-publie-les-.html




フランスのイスラム教徒も怒り出したというヤフー記事から引用。
http://fr.news.yahoo.com/01022006/5/les-musulmans-de-france-s-insurgent-contre-la-publication-des.html

"Oui, on a le droit de caricaturer Dieu", titre le journal français en première page au-dessus d'un dessin signé Delize où l'on voit Bouddha, Jéhovah, Mahomet et le Christ sur un nuage, Jésus disant: "Râle pas Mahomet... On a tous été caricaturés ici".
「そう、神を風刺する権利はある」と題された当日の新聞には、ブッダ、エホヴァ、マホメット、そしてキリストが雲の上にいるデッサンと一緒に報じられた。キリストはその絵の中で「そう怒るなよマホメット、ここでは我々みんなパロディ化されてるんだから・・・」と言っている。
Dans une opinion publiée par "France soir", le théologien musulman Sohaib Bencheikh écrit qu'il "faut chercher les frontières entre la liberté d'expression et la liberté de sauvegarder le sacré. (...) Malheureusement, l'Occident a perdu le sens de la transcendance et du sacré. Il ne sait pas sur quoi associer valeur et éthique".
夕刊フランスに掲載された意見の中に、イスラム教徒神学者のSohaib Bencheikhさんの意見も掲載されている。「表現の自由と聖なる領域を守る自由の境界線を探さねばならぬ。(・・・)(注:うーむここが知りたいとこなんだが)残念なことに、西洋世界は超越と聖なる領域の感覚を失ってしまった。どういう点において価値と倫理を調和させるべきかを知らないようだ。


友と話してたんだけど、新聞の役目の一つは「情報を提供する」だけでなく、「批判する」ことにもあり、論説だけではなくて、挿絵でもそれをすることが使命として求められる。だから、日本でもそうだけど、新聞ではよく、政治界で活躍する人物は往々にして風刺される(時に侮辱される)。その人物に対する尊敬から崇敬への幅というか、そこはかなり微妙な問題じゃないか。超越とか聖なる領域の感覚、自分のそういう領域を侵害されることへの怒りだけでなく、他者のその領域への侵害にも怒りを持つ勇気を願いたい。