神戸

クリスマスが明けて二日間こもっていた。
肯定も否定もせず相対化する原稿書きの練習だと思って、睡眠時間もけずって書いていたのだけど、ぜんぜん進まない。やはり、私の文書は、思いの方が先行して、冷静に書くという行為がむいていないのか。そういうことを悩んでいる暇があったら、冷静に書けってところなんだけど、あぁキツかった。
それで今朝、脱稿し、一日中雨だからガッカリしながら、この前、神戸を散歩したときの写真をパラパラ見たりしてた。神戸、北野の異人館ってとても有名な場所なんだけど一度も行ったことがなかったんだな。多聞にもれず、すごい観光化されている。

天満神社から風見鶏の異人館屋根ごしに神戸の街を眺める。
昔はどうだったんだろうって想像する。
この坂道を、たぶん坂道だって今のようなオシャレな感じじゃないだろうし、異国情緒溢れていたのか、それとも、この神社のような日本家屋と西洋の館が混在してて、オリエンタルな感じだったのか。人々の服装はどうだったんだろう。女性はまだ、ロングドレスを身にまとっていたのか?着物の日本人と西洋人の洋服は、どんなふうに共存していたのか。たぶん、もっと土の香りのする、もっと埃っぽい、もっと不思議な空間だったんじゃないのかな。

小奇麗で、オシャレな今の神戸の昔に触れてみたい。