karpos2005-12-18



いつもの風景にサパンとくると、ノエル。
お馴染みパリ・ノートル・ダム寺院。
今日は、この聖堂のなかで、
ここは「わたしの家か」と心のなかの声を聴く。
宗教改革以前に建てられたこの大聖堂、12世紀。
ここは、わたしの家、だ・・・


宗教改革後、反宗教改革の影響を受け、説教が重要だということになったのだろう、
後から備え付けられた会衆席の真ん中に立派な説教壇がある、
そのそばに座り、400年前の誰かの声に耳を傾ける。
わたしと彼の、そして彼もいたこの家との関係を、内化する?
できるはずがない、
わたしに、どうしてできるというのか。


しかし、聴く。
ここは「わたしの家か」という声を。
この声を聴き、まったく心底自由にになる。
わたしの家にしてもいいし、わたしの家じゃないと言ってもいい。
そうして、何かが始まるんだ。