La religion


赤ちゃんの時にキリスト教の洗礼を受け、
義務教育でカテケージスを受け、
初聖体、信仰宣言と一連の信仰教育をとりあえず済ませるのが13歳。
私の友だち、MP(たぶん40歳くらい、フランス人)さんは、その一連の信仰教育を受け、
もっとほんもののスピリチュアリティを探してる。
自分のことをキリスト者だとは絶対に言わない。
宗教をしてるわけじゃないと言う。
禅をして、瞑想をして、東洋の霊性にもとても造詣が深い。
彼女は、宗教が嫌なのと言う。
彼女にとっての宗教はもちろんキリスト教
これこそまさに、宗教のうちの宗教なんだと主張する。
そこでわたしは、彼女に、わたしはキリスト教が宗教とは思わないと言う。
あなたが探してるそのスピリチュアリティだの瞑想だの、それ宗教じゃないのと問う。
なるほどと彼女はわたしの立っている位置を勘ぐる。
日本の人口の1パーセント弱のキリスト者は、
日本の伝統宗教から逸脱しようとしてるんじゃないかと。
だから、そんなこと言ってるんだ。
逸脱は否定しない、ただ、逸脱だけじゃない、
日本の伝統宗教からわたし自身決して逃れることができないんじゃないかって思うって言う。
わたしたち不思議におもしろい。
ときどき、ばったり、前置きなしに会って、
そういえば、暗闇レストランでのカフェ・フィロも一緒に行ったんだっけ。
「宗教という言葉は日本では・・・」
というのは違う。
この国でも相当だから。