セクト地図

こちらも「La Vie」の記事から見つけたのですが、
今年の6月、
パリ市役所(助役がこの責任者)が、パリ市内の「セクト(宗教団体)地図」をマル秘で発行したとのこと。マル秘なのにすでに雑誌にもネットにも出てる。
Carte des Sectes et Mouvements Spirituels de Paris
以前から、Soukagakkaiはセクトとして扱われてた。
今回この地図には、Syukyo Mahikariの道場が掲載されている。
セクト対策団体のHPにはかなり詳しく団体の説明がなされている。
http://www.unadfi.com/info_groupe/info_groupe.htm#top
セクト援護団体からは今回のセクト地図発表に抗議がなされている。
http://www.sectes-infos.net/Sectes_Paris.htm
そう言えば日本では「カルト」っていう呼び方がありますね。カルトにしてもセクトにしても、一般宗教との線引きは難しい。民衆宗教が何千とある日本のような国からしてみると、この地図ちょっと神経質にも見える。ま、とにかく。
これも一つのアクシォンなのだろな。
助役へのインタビューで、セクトと一般宗教の違いは何か?という問いに、自分たちの共同体の中だけに篭もっているか?社会に貢献しているか?の違いだと答えていて、キリスト教教会は社会に貢献してると付け加えていた。
しかしここには、マイノリティとマジョリティという次元の問題がある。伝統宗教としてのキリスト教教会が社会に貢献できるのはそれだけの歴史があるから。これからどのようなオピニオン・パブリックが出てくるか注目していきたい。