ヨセフ

karpos2005-03-19

ヤコブはマリアの夫ヨセフをもうけた。このマリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった。イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れた。
マタイによる福音書1章16、18−21、24a

シャルトル大聖堂、北のこの美しい門から入ると、
我らはとつぜん、神のふところののど真ん中にくるまれる。
ここは特別な門なのだ。
美しいレリーフは、神が世界をどのように創造したかが描かれる。
創世記の物語。
神が首をひねって考えている。
あるときはうつむき、
あるときは唸り、叫び、こぶしを握りながらも、
創造のはじめに自分のすべてを与えようと。
真ん中の大きな門のアーチ。
左は、天地がわけられすべての生き物が創造される、
右は、失楽園、アダムとエヴァ
神の創造は、この左右両方があってはじめて在る。
なんということか。
・・・
ヨセフ。
どういう男だったのだろうか。
マリア。
どういう女だったのだろうか。
彼らが神のことばどおりに成したことが、
いったい何をもたらすことになったか、
先のことは知らないまま、信頼のうちに生きる。