知っている

はっきり言っておく。わたしの言葉を守るなら、その人は決して死ぬことがない。」ユダヤ人たちは言った。「あなたが悪霊に取りつかれていることが、今はっきりした。アブラハムは死んだし、預言者たちも死んだ。ところが、あなたは、『わたしの言葉を守るなら、その人は決して死を味わうことがない』と言う。わたしたちの父アブラハムよりも、あなたは偉大なのか。彼は死んだではないか。預言者たちも死んだ。いったい、あなたは自分を何者だと思っているのか。」イエスはお答えになった。「わたしが自分自身のために栄光を求めようとしているのであれば、わたしの栄光はむなしい。わたしに栄光を与えてくださるのはわたしの父であって、あなたたちはこの方について、『我々の神だ』と言っている。あなたたちはその方を知らないが、わたしは知っている。わたしがその方を知らないと言えば、あなたたちと同じくわたしも偽り者になる。しかし、わたしはその方を知っており、その言葉を守っている。あなたたちの父アブラハムは、わたしの日を見るのを楽しみにしていた。そして、それを見て、喜んだのである。」ユダヤ人たちが、「あなたは、まだ五十歳にもならないのに、アブラハムを見たのか」と言うと、イエスは言われた。「はっきり言っておく。アブラハムが生まれる前から、『わたしはある。』」すると、ユダヤ人たちは、石を取り上げ、イエスに投げつけようとした。しかし、イエスは身を隠して、神殿の境内から出て行かれた。
ヨハネによる福音書8章51−59

あんたたちは知らないけど、わたしはその人のことをよーく知ってる。
わたしが知らないって言えば、あんたたちと同じく嘘つきだけど、
わたしはよーく知ってるし、その人のことばも守ってる。
(ふつうに聞いたら、誰でも気分悪くするでしょね)。
(さらに、追い討ち)。
おまえは50歳にもなってないのに、アブラハムを見たっていうのか?
おーらら〜。言っておくけどね、アブラハムが生まれる前から、わたしはいるんですぅ!
(さすがに、このような言い方はしてないだろうけど、かなり嫌われそうな人な感じ)。
目の前に、完璧なる他者がいる。
石を投げるか、どうするか。
・・・
自分自身も他人にとって他者であるという自覚を始めてしまう時ってのが来るんだよね。
それが意識できて、と同時に、自由を感じるならば、ほんとにその時だと思うの。
・・・
追加の追憶。
おまえは50歳にもなってないのに、なんとかだ・・・けっこうこういう見下しあるね。
(今日も他人の年齢で他人を噂してたわたし・・・情けないね)。
・・・
ところで、友が、頼んでもないのに(^^;)送ってくれた本がこれ。

今週、妻が浮気します

今週、妻が浮気します

とにかく全部、読んでみました。超まじめな本。
これ、識別の本ですよね。
電脳世界をさまざまな天使(顔の見えない人々)が語りかける。
つまりデータ。
ふつう、一つの決断の時、おそらく、さまざまなデータを集め(相談し)、
整理し、秩序立て、理性と判断力と心情を用い、
(信仰者の場合はここで神の前で祈り)、
自分で決める。
ふつうその人の脳の中で行われるだろう事柄、それが電脳でできちゃってる。
こういうのが「グローバル脳」と言われるものなのではないでせうか。
おもしろい。自分の脳の拡大世界。
まさに『意識通信(森岡正博著)』。
とはいえ、最終的にはやっぱり自分なんだけどね。。。
だって、ほんとに感動を呼び起こすのは、
電脳天使たちの語りかけを身に受けたこの主人公ご自身が、
他者と自己との一瞬のくもりもないリアル関係において、
変容(トランスフィギュレ)することなんだもん。
送ってくれた友、ありがと。
で、キミは何に感動したのかね?