Ap5,1-10;Lc19,41-44

またわたしは、玉座に座っておられる方の右の手に巻物がるのを見た。表にも裏にも字が書いてあり、七つの封印で封じられていた。また、一人の力強い天使が、「封印を解いて、この巻物を開くのにふさわしい者はだれか」と大声で告げるのを見た。しかし、天にも地にも地の下にも、この巻物を開くことのできる者、見ることのできる者は、だれもいなかった。この巻物を開くにも、見るにも、ふさわしい者がだれも見当たらなかったので、わたしは激しく泣いていた。すると、長老の一人がわたしに言った。「泣くな。見よ。ユダ族から出た獅子、ダビデのひこばえが勝利を得たので、七つの封印を開いて、その巻物を開くことができる。」
わたしはまた、玉座と四つの生き物の間、長老たちの間に、屠られたような小羊が立っているのを見た。小羊には七つの角と七つの目があった。この七つの目は、全地に遣わされている神の七つの霊である。小羊は進み出て、玉座に座っておられる方の右の手から、巻物を受け取った。巻物を受け取ったとき、四つの生き物と二十四人の長老は、おのおの、竪琴と、香のいっぱい入った金の鉢とを手に持って、小羊の前にひれ伏した。この香は聖なる者たちの祈りである。そして、彼らは新しい歌をうたった。
「あなたは、巻物を受け取り、
その封印を開くにふさわしい方です。
あなたは、屠られて、
あらゆる種族と言葉の違う民、
あらゆる民族と国民の中から、
御自分の血で、神のために人々を贖（あがな）われ、
彼らをわたしたちの神に仕える王、
また、祭司となさったのです。
彼らは地上を統治します。」
ヨハネの黙示録５章１−１０

エルサレムに近づき、都が見えたとき、イエスはその都のために泣いて、言われた。
「もしこの日に、お前も平和への道をわきまえていたなら・・・・。しかし今は、それがお前には見えない。」
ルカによる福音書１９章４１、４２

だけど見えないんですよね、ほんとに。
いったいあなたには何が見えるというのですか？ってむなぐらをバンバン叩きながら泣きじゃくりたい時、だってあるんだよね。「おまえには見えない」とあなたは泣き、「わたしには見えない」とわたしも泣く。あなたも泣き、わたしも泣き、二人、泣き腫らして立ちすくむ図。
わたしは、なんにもわかっていない都、エルサレム。
神がこの都を選ばれた。
イエスは、近づき、その真ん中に立つ。都の中心、わたしの中心に。