ヒロシマの今



核廃絶訴えるメッセージ、原爆ドーム前に浮かぶ
原爆ドーム前に浮かび上がった核廃絶を訴えるキャンドルメッセージ(17日午後6時27分、広島市中区で)=宇那木健一撮影 広島市で開かれる「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)」の最終会合(18〜20日)を前に、平和団体などが原爆ドーム(中区)前で17日夜、ろうそくをともし、核廃絶メッセージを浮かび上がらせた。

 午後6時前、平和記念公園の「平和の灯(ともしび)」から採火したろうそく約1000本で、「NUCLEAR FREE NOW(今こそ核なき世界を)」の文字をつくった。バスで近くを通りかかった同委員会共同議長の川口順子元外相、ギャレス・エバンス元豪外相も現場を訪れ、川口元外相は「気持ちは皆さんと同じ、一緒に頑張っていきたい」と参加者に語りかけた。
(2009年10月18日 読売新聞)

【10月19日 AFP】核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(International Commission on Nuclear Non-proliferation and Disarmament、ICNND)の第4回会合が18日、被爆地・広島(Hiroshima)で開幕した。

 会合は共同議長を務める川口順子(Yoriko Kawaguchi)元外相とオーストラリアのギャレス・エバンス(Gareth Evans)元外相に加え、米国のウィリアム・ペリー(William Perry)元国防長官、ノルウェーのグロ・ハーレム・ブルントラント(Gro Harlem Brundtland)元首相らが参加して3日間の日程で行われる。

 ICNNDは、2010年にオーストリアのウィーン(Vienna)で開かれる核不拡散条約(Nuclear Non-Proliferation Treaty)の見直し会合に向けた提言を、来年1月に発表する計画だ。ICNNDは日本とオーストラリアの主導で2008年に発足した国際委員会。(c)AFP

Kたんが上の写真を送ってくれた。
彼女は1000本のろうそくが並べられる間じゅう歌い続けたらしい。
原爆ドームを背景に「核なき世界を!今!」というメッセージは世界中に響くだろう。
ドームもこれまでどれほどに自分をさらけ出してきたことだろう。
これでもか、これでもか、と言いながら、自分の見てきたものをこうして今も訴え続ける。


ふるさとの街焼かれ
身寄りの骨埋めし、焼け土に
今は白い花咲く
あぁ、ゆるすまじ原爆を
みたびゆるるまじ原爆を
われらの街に


このまえもふと、市ヶ谷あたりを歩きながら、
この歌を口ずさむんだけど、
そもそも、ゆるすまじ、ゆるすまじと言い続けることのパラドクサルな「ゆるされ」というか、
そういうものは、上からしか来ない。


上からというか、下からというか。


そういうわけで、今でもこれを歌いながら、
原爆ドームと一緒に声をあげる人たちと連帯する。し続ける。