二つの塔を見ると、
昔のあの塔を思い出すね。

山口サビエル教会。
この塔は山口市内のどこからでも見え、
時計まで見え、
鐘が聞こえ、
流れる雲といっしょに一日を感じさせてくれる。
そういうわけで、
昨日、東京で、Kちゃんと、
GOTAISETSU(ご大切)のドラマ、観ました。
泣きっぱなし・・・二人して。

この聖堂、ドラマに出ていましたねぇ、きれいに映ってたなぁ・・・
テレビを見ていると聖堂内がけっこう暗くてステンドガラスがめっちゃ明るかったけど、
レンズを通すとあぁいう感じになるのね。
私の携帯レンズでもちょっとそんな感じでしょ。
で、ドラマを見ながらやっぱり「文学」だなぁと思った。
このドラマの「香り」というか「味」というか「舌触り」というかな、
文学でしか言い表せないカトリック性を言い表してくれているという感じがして嬉しかった。
記述性によるキリスト教の限界を実は(皆が)知ってて、
こういうドラマを作れちゃうんじゃないかって思ったりした。
設定は単純だし、登場人物関係も複雑じゃない。
最後のお母さんの後姿なんか、ものすごく良かったね。
ああいうのが象徴なんだ!
それそのものではないにもかかわらず、それそのもの。
つまりあのお母さんは「ゆるし」なんです。

左はここの洗礼コーナー。
右に写ってない洗礼盤もあるんだけど、
復活ろうそくの向こうにあるプールで全身入水洗礼を受けられる?
神父さんがここで全身入水するには水が床をビシャビシャにしたりしてね・・・って。
いいじゃないですか、一生に一度だもん、床にビニールシートでも敷けば大丈夫!
左は床に落ちる色の光・・・
とにかく真っ白にできているものだから、
ステンドガラスの光が反映して、きれいなのなんのって・・・
オルガンもよく響いてきれいだった。
カッチーニのアベマリア。
あの日も、あのドラマもあの曲だったな・・・

どうぞ、お聴きください・・・