megachurch

観ました。
NHK クローズアップ現代+

クローズアップ現代7月10日(火)放送
巨大教会が政治を動かす
アメリカからの報告〜
今、アメリカでは「メガチャーチ」と呼ばれる巨大教会を拠点に信者が急増。来年行われる大統領選挙にも影響を与える勢力として注目を集めている。メガチャーチはショッピングモールのような施設にレストランから託児所まで備えた一種のコミュニティー空間。格差や競争で分断された人々が集える「場」となっている。これまで宗教保守の牙城だったメガチャーチだが、信者の急増によって「中絶反対」「同性婚反対」だけでなく、「温暖化」や「貧困」といった問題も重視し、政策的には民主党に接近。"宗教に熱心な人=共和党支持"という構図が変わりつつある。宗教と政治が密接に絡み合うアメリカで、早くも過熱する大統領選の知られざる側面に迫る。

番組の中で、シングルマザーとして三人のお子さんを育てていらっしゃるという女性のインタビュー。メガチャーチの牧師さんの勧めで一週間の出来事を福音に照らしてふり返るということ(祈り)をし、ノートにそれを書き込んでいた場面があった。彼女は、暴力をふるう夫から離れ、離婚し、苦しみのどん底にあった時、この教会に出会った。この教会でほんとうの家族に出会ったと言う。写真で昔の夫と三人の子ども皆で写っている写真と、今の彼女の映像が出ているが、今の方が自然なスマートさで、生き生きとした生活を喜んでいる表情が見られた。この教会は彼女に就職も見つけ、ありとあらゆる相談に応じた。多くの同じ境遇の仲間に出会い、わかちあい、支えられたと言う。
メガというだけあって、ちょっと度肝をぬくような大きさのホールで礼拝が行われるのだけれど、それはそれとして(アメリカン、ビック?)、最後の方で出てきたメガチャーチのある牧師が、環境問題、イラク戦争への視座を提示し、政治を動かそうとしているというところは実は新鮮だった。内容が温暖化への取り組みだったこともあり、悪くないよねと思った。とはいえ、放送は時間も短くまだまだ見えないところがたくさんある、調べなきゃ。
キリスト教共同体が集団という地の利を活かして、政治や経済問題に口出しするというのは、五月に聞いたばかりだった。
私のフランス人仲間Gは、全世界のキリスト教団体・組織の経済関係代表者が、一般企業の代表者と交渉するというニューヨークでの会合について教えてくれた。キリスト教団体は株主として企業に投資するが条件を出す。例えばその条件は、航空会社やホテルへの投資だとすると、それらの会社に、児童買春に加担しないように方策を取って欲しいと要求するとか、大手スーパーマーケットだとすると、第三世界フェアートレードによる商品を店に置いて欲しいとか、そんな要求をするのだという。自分たちのお金をあなたたちに提供するが条件つき。企業の倫理性を投資者が監視する、というやり方だ。
メガチャーチの最後の牧師さん、地球温暖化の問題にアメリカが積極的に介入するようにという運動を自ら始めている。そして、そこに属する教会の信者たちは大きくその意見に影響され、彼らの票が決定される。
しかし・・・
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/taikoku/070325.html
メガ・チャーチ  イラク戦争 積極支持」
こういうのと、イラク戦争反対と、どっちにもメガな票が動くってのはどうもわからぬところ。
つづく