あなたが生きている、わたしが生きている


今日は(12月12日)、
わたしの二人の友の誕生日。
いっちに、いっちにって生きてきた同じ誕生日のふたり。
同じ誕生日だけど、ひとりひとりの個性ときたら。
誕生占いってぜったいにあたらないやって思っちゃう。
で、そのうちの一人はわたしの家のエアロの先生で、エアロが終わって歌ってくれた。
あなたが生きている、わたしが生きている、神さまの愛があるって歌った。
あなたが生きている、神さまの愛がここにある。
わたしが生きている、神さまの愛。
ただ生きているってことだけで、
生きていて良かったって思えるって、
なんて幸せなんだろう。
ありがとうって言うのが気恥ずかしければ、
あなたが生きている、わたしが生きているって言ってみるといいかもしれない。
そうすれば、すべては天にわれらの感謝が響きわたっていくことになる。

第28代イエズス会総長ペトロ・アルペ師。
そう、月曜日は長束に行った。
少し冷たい雨のなかだったけど、
実家の父が車で山まであがってくれた。
四年前に帰天したボーン神父のお墓を見つけた父は、あぁ良かったと言った。
長束はひっそりと、でも深く歴史を感じさせてくれるところ。
アルペ師もここにいて、あの頃のヒロシマと一緒にいた。
彼の笑顔に象徴されるのは、ここを通って神に出会ったすべての人がもつ、
神へのあふれんばかりの信頼感なのではないか。
どれだけ多くのキリスト者がここで祈っただろう。
火柱の立つ街を小高い山の上から見るということの、
どうしようもなさをふっきって、
自分を忘れ、
ただ、逃げてくる人々に与えた。
この小高い山から、彼は、何を見たんだろう。