nintendo


フランスから久しぶりのお客さんが来てしゃべっていたら、息子さん9歳のためにnintendoを買わなきゃという。話を聞いてみると、今ではフランス中の子どもたちがPSあるいはDSに夢中だということで、日本にきたらアキバに行かねばということらしい。どういうことになっているのかと少し見てみると、すでにnintendoはかなり前から進出し、こんなパロディも出回っていたんだね。

まさかこれってホントの話じゃないよねと思いきや、

すごいなぁ。こちらはwiiの喜び↓

http://www.dailymotion.com/video/x7ueyr_50-enfants-qui-recoivent-une-wii-po_fun

子どもを魅了しているnintendoってすごいなぁ、なんだろ・・・世界征服?

彼女と色々話してて、子どもの教育事情とかフランスでもかなりな学校崩壊を経験しているらしい。nintendoが拍車をかけぬことを願う。

これを再読したいなぁと思う。

〈子供〉の誕生―アンシァン・レジーム期の子供と家族生活

〈子供〉の誕生―アンシァン・レジーム期の子供と家族生活

アリエスによれば、そもそも「子ども」という概念すらなかった中世から近代になってから「子ども」という概念が生まれ、さらにはブルジョワ階級社会の後に子どもはまるで「王さま」のように扱われてしまう、ということだが。その後、子どもはどうなってしまうのか?という問いに、そろそろ答えが生まれてくる世の中にになっているのかもしれない。なんか上のビデオを見てて、ぜんぜん本物の喜びが伝わってこないし、さらには、どうせ飽きてしまうという予感さえもこの喜びの中に潜んでいるという皮肉な感じを覚える。あるいは、飽きてしまうことさえできず、小さな物語の世界にしか生きることのできない大きな子どもに育っていくのかと思えば、やはり悲しい。

今日話していた友達は小さい時、ピアノを習わせてもらえなかったというコンプレックスをずっと持ってるという。息子さんが、DSを買ってもらえなったというコンプレックスを持ち続けるとしたら・・・と心配し、やっぱり買ってあげようという気持ちになったらしい。そのかわり、時間をくぎって、と。そこまで親を悩ませるこのゲームっていったい何なのだろうか。他の子どもたちは持っていても、うちの子には持たせないという意志をしっかりと保つには、相当な戦いだろう。中毒になりやすいよと忠告したが、こればかりはやってみなきゃわからない・・・