なぜキリスト教徒になったか?


昨日、フランスのラジオ局の方からインタビューされた・・・
下手なフランス語でマイクに向かって話してしまった。あぁ、今、思い出しても情けないばかり。もっとこう言えばよかった、ああ言えばよかったなど後悔ばかり。まぁ、その場で言えないものは持ってないものなんだよね。言えたことだけで充分だと思うようにしよぉ。


フランスのラジオ局と言っても国営ではなくフリーなラジオ局なんだけど、RCF(Radios Chrétiennes Francophone)フランス語圏のラジオ・クリスチャンという感じかなぁ。フリーなラジオ局の中では最も規模が大きいらしい。フランスにいる時は時々聞いてたし、今でも、インターネットで聞くことがある。
こちら

Recherhcer

ほんとにこんなふうにマイク向けられた・・・汗

今回の取材の目的は≪日本の今、ルポルタージュ≫で、特に、パリ・ミッションの神父さんたちの今を取材されるらしい。
それで、なんで?私?みたいな感じであるが、それも、結局、向こうで知り合いから名前を聞いた程度な話で、本当に、何の根拠もない、ただ、日本に生まれ、キリスト教徒じゃない土壌から修道女になった女性が、なんでキリスト教徒になったのか?なんで修道女になったのか?その修道女から見た日本の若者は?日本の女性たちは?みたいなことが聞きたかった、というわけなんだな。まぁ、フランス人のC神父さんが横にいてくださいまして、それで何とかできた感じなんだけれども・・・

しかし結局こちらの方が勉強になった感じがする。
インタビューの仕方がものすごくうまい。
Tさんという方なんだけど、引き出し方がうまいというか、深め方というか、これはほんとプロフェッショナルだなと思った。
うまいですねと言うと、ご自分はインタビューの仕事を天職だと思っておられ、しかも、召命だとも言っておられた。修道者になろうか、司祭になろうかと考えていて、このラジオ・インタビューの仕事に就き、これこそ、自分の福音宣教だと分かったと言われる。
福音宣教というのは、つまり、この方は人々の「信仰の証言」を集めておられるわけだ。
彼に言わせると、人々の「信仰の証言」を集め、ちょっとした「マジック」を加えて、それを多くの人々に福音として流していく―この動きに彼の召命があるんだそうだ。福音記者みたいですねというと、ほんとうにそうだと言っておられた。

今まで私も人々の証言に耳を傾けてきたわけだが、こうして自分が問われる立場になってみると、どれだけ、証言するということが内面に深く入っていく出来事か・・・ということを思い知らされる。

C神父とTさんと三人でマイクなしのところでもいろいろお話しできたのがほんとうに楽しかった。自分の弱みを見せないフランス人の方が多い感じがしてたので・・・。なにしろ世界各国一年間で百以上の取材に周っておられる方だから、ほんとうの自由人なのだろう。

C'était une très belle expérience!
ほんと、ステキな経験でありました。