Frère Roger


今日は上智大学内で行われたテゼの祈りの集いに行ってきた。
テゼからブラザーギランが来られて、お話しが聞けるということもあって・・・
いい集まりだったし、すべて感動だったんだけど、
ブラザーロジェがテゼ共同体を作るイメージで、今日はじめて聞いたことがあってびっくりした。
こちらはブラザーロジェ
http://www.la-croix.com/photo2/index.jsp?docId=2277850&rubId=4085

なんと、彼がテゼ共同体を作ったのには小さい頃の体験があって、それは、お母さんやその他大人から聞かされていたお話し(寝る前とかの)の中に、修道女たちが登場していたところからだったらしい。
共同生活をしている修道女たちはその共同体的生活をすることによって、彼女たちの笑顔とか、湧きおこってくる喜びとか、そのような尽きぬ何かしらを表現している。そのイメージがずっと残っていて、ブラザーロジェが共同体生活をテゼで始めようとしたことも、すでに幼いころのその原体験から来ているというのであった。
びっくりしたと同時に、なるほどなーと思った。
テゼに行けば分かるけど、私はテゼに行って「抱かれた」という印象を受けた。
広い牧草地、フランスの田舎にはよくある風景。
山があって、小川があって、自然が「いらっしゃーい」と言ってくれる。
そして、ブラザーたちが共同生活をして、誰が来てもいいように「歓迎」の準備をしている。
若者たちだけじゃない、シニアだっていっぱい行っている。
シニアにはシニアに宿泊しやすいように、若者にはもっと自由なキャンプのように、
子どもには安全も・・・とにかく、あの広い大地で行き届いた場所を用意しているのだ。
そして、どれだけ時間をかけてもブラザーたちが、「わたし」のために耳を傾けてくれる。
聴いてくれる、一緒にいてくれる、一緒に働いてくれる。
男子修道会にしてはフェミナンな感じなのである(草食?)
テゼの霊性には、母性があるんじゃないかなぁ。
多くの、世界の、キリスト教徒の青年を集めている。
しかもエキュメニカル。


テゼの祈りの宣伝■7月2日(木)19:30〜、援助修道会にて
http://auxijapon.com/candlenight.html