ティク・ナットハン

ウォーキングメディテーションのティク・ナットハンのガーター（偈）集。

Present Moment,Wonderful Moment―この瞬間がすべての幸福

ガーターとは生活の隅々に思い出させる短い言葉、智慧。
ベトナムの禅僧ティク・ナットハンが短いガーターとともに生活をどう生活したらいいかをやさしく教えてくれる。
お皿を洗うこと、電気をつけること、窓を開けること、身体を洗うこと・・・
すべて、私たちが日常生活の中でふつうに行っていること。
なのに、ガーターと一緒にそれを生きると、ふつうじゃなくなる。
いや、ふつうのままのものが、こんなに感謝すべきことなのかってことに気づく。
もう何年前かな、
ティク・ナットハンを知ったのはウォーキングメディテーションという祈りがあるって教えてもらってからだ。たしか、小さな本を読んだと思うが、手元にはない。けど、覚えているのは、歩いているだけで祈れるんだったら、わたしもそうしようと思ったってこと。歩くと健康になれるし、それで祈れるんだったら一石二鳥だ。そんな効率的なことを考えていた。
でも、歩くというものはそんなものじゃないんだよね。
健康になるからとか、祈れるからとか、そういうことじゃない。
大地と一つになることだし、天と地を結ぶことなんだ。
春秋社から、ティク・ナットハンの「ブッダ」も出てるんだよね、これも読みたい。

小説ブッダ―いにしえの道、白い雲