24歳
ボンヘッファーはこれを24歳で書いた、そうだ。
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1930年、ボンヘッファーが弱冠24歳で完成した教授資格論文。ハイデッガーにおける現存在分析と行為/存在の二分法を批判的に克服し、バルトの啓示神学の流れに棹さして、「存在理解の場所である教会を、行為と存在の統一として登場させることに成功した」(E.ヴォルフ)。こうして確立された彼の教会観が、やがてナチズムの嵐における教会と神学の戦いへと臨む道ぞなえとなった。【目次より】
編者序言(H・R・ロイター)
問題
第一部 哲学における自律的な現存在理解に関する認識論の問題として、予備的に考察された行為と存在の問題
第一章 超越論的な試み
第二章 存在論的な試み
第二部 啓示の解釈における行為と存在の問題と、その問題の解決としての教会
第一章 行為概念による啓示の解釈
一 啓示の偶発性
二 啓示の認識
三 決断する人間
第二章 存在概念による啓示の解釈
一 啓示の「存在」
二 啓示の認識
三 「......における存在」としての人間
第三章 行為と存在の統一としての教会
一 現存在が理解される場所としての教会
二 教会における啓示の存在様式
三 教会における人間の存在様式
四 認識問題としての教会概念
第三部 「アダムにおける」、また「キリストにおける」人間の具体的教理における行為・存在問題
第一章 アダムにおける存在
一 アダムにおける「存在」の規定
二 私としての、また人類としての「アダム」
三 日常性、良心の認識、誘惑
第二章 キリストにおける存在
一 キリストにおける「存在」の規定
二 キリストにおける存在の過去による規定――良心
三 キリストにおける存在の将来による規定――子供
編者あとがき(H・R・ロイター)
訳者あとがき
文献目録
a ボンヘッファー引用文献
b 編者使用文献
c 『行為と存在』に関する研究文献
聖句索引
人名索引
事項索引
ってことは、何歳から神学を始めたのだろう?