http://afp.google.com/article/ALeqM5jyWoexlYonMBA5BjZGAgZkfZI4PA
こちら、オリンピック旗の前にいるセキュリティーの方々。開催日が近づくにつれ、大きな緊張感の中にあることだろう。
その旗なんだけど、下のニュースによれば、イスラム原理派からのビデオ声明が出ているらしい。ビデオの最初はオリンピックのポスターが燃やされているそうだ・・・

http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp1-20080727-388705.html 

日刊スポーツ.com

五輪テロも予告、バス爆破事件で犯行声明

 中国雲南省昆明市で21日に発生した通勤バス連続爆破事件で、イスラム教過激派「トルキスタン・イスラム党」を名乗る組織がビデオによる犯行声明を出していたことが26日、明らかになった。ビデオには北京五輪を標的にした攻撃を行うとの脅迫声明を読み上げる人物が撮影されている。同省当局者は「テロリストと事件を結びつける証拠はない」と語っている。

 通勤バス連続爆破事件は、北京五輪をターゲットにしたテロリストの犯行だった可能性が強まった。イスラム原理主義過激派「トルキスタン・イスラム党」(TIP)を名乗る犯行声明ビデオは「雲南省での聖戦」と題され、23日の日付が記されている。同事件に対する初の犯行声明とみられている。米政府と契約しテロ情報を調査する民間企業のインテルセンターが、犯行声明ビデオの存在を明らかにした。

 約3分半ほどのビデオ映像は、北京五輪ポスターの炎上シーンでスタート。続いて五輪会場を背景に爆弾がさく裂するイメージ映像が流れると、戦闘服姿で顔を白い布で覆った男性1人、黒い目出し帽をかぶり銃を手にした2人の人物が登場する。中央に立った白い布の覆面男性が「これまでに使ったことのない戦術で中国の中心都市攻撃を試みる」「北京五輪を標的にした攻撃を行う」などといった脅迫声明を読み上げているほか、通勤バスの炎上シーンも撮影されている。

 声明では、同組織が再三にわたり五輪中止を中国や国際社会に要求したが、中国側が無視したと非難している。また昆明の事件だけでなく、上海市で5月に発生した路線バス火災にも関与したと主張。さらに広州市などでの爆破事件へのかかわりを認めているほか、地方都市でのテロ攻撃を行うと予告している。

 「TIP」は、中国の北西部、新疆ウイグル自治区の分離・独立を求めるイスラム教過激派組織とみられる。北京五輪中止などを訴え、5月には中国共産党に対するジハード(聖戦)を一方的に宣言している。中国当局が「東トルキスタン・イスラム運動」(ETIM)と呼ぶグループと同一の組織とみられている。

 雲南省当局者は「テロリストと事件を結び付ける証拠は見つかっていない」と語り、通勤バス連続爆破事件に「TIP」が関与したかどうかについては言及していない。また北京五輪の妨害を狙った証拠もないという見方を示している。中国当局は26日午後までに公式見解を出していない。警備を北京に集中させ8月8日の五輪開幕に備えているが、同時に全国で路線バスなどへの無差別テロを未然に防止することは困難で、不安を残したまま開幕を迎えることになりそうだ。

 [2008年7月27日8時23分 紙面から]