アマリリス

潜在する赤!

実家から託された水栽培のアマリリスが、とうとう咲いた。
根というか、球根というか、
白いプラスチックの鉢に、ただ、株がのっかってただけで、
ただ、水をやっていただけで、一回だけ、Fさんが、肥料をやっただけで、

こんなのが咲くなんて・・・
すごすぎる。
手のひらと比較してみて!

しかしねぇ、ふりかえれば、アマリリスもよくやったなぁ。
水をやりはじめて、一週間もしたら、芽が出てきたんだけど、
それが、ずんずん、ずんずん伸びてきて、
この茎は、この葉は、この花芽は、いったい、ぜんたい、どこにあったのかって思ってて・・・
人間の目には不思議なこと。
つまり、≪成長≫ということなのだよ。
≪成長≫というのは伸び上がることなんだね。
花が咲くところまで、
咲ききる、というところまでね。
で、このアマリリス
咲ききった後、花とか、葉とか、刈るでしょ。
そうしたら、はじめのような株になって、そこから同じようにまた咲くんだって!


団欒してるときも、食事してるときも、アマリリスがいる、存在感がある。
なんか、アマリリスがしゃべってるように見えて、かわいい。
「え、なんですかぁ?」
って言ってるみたいなんだよねー。


まぁ、でも、花が咲いて、アマリリスの存在は堅固になったね。


芽がずんずん伸びているときは、それほどの存在は感じなかったもんね。
かえってその頃の方が、こっちがアマリリスをじーっと見てたかも。
でも今、そう、アマリリスのご成長の後は、
≪花≫が、こっちを見ているような感じなのね。
≪花≫に、わたし、見られているような気がしてしまうのね。
花が顔みたいで、顔があるって、やっぱプロソーポン(人格)でしょ。
そう、ヒュポスタシスなんですよ。


って感じでもう一度、アマリリスを見てごらん・・・ふっふっふ。
何か言ってる?