ルーツ

キング牧師を読んで私がいかにアメリカ無知だったかを知らしめられた。
で、思い出して、ルーツを観る。

ルーツ コレクターズBOX [DVD]

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たしか、高校生くらいの時だったか再放送で観た・・・か。日本で連夜放映されたときに観たのか。
クンタ・キンテという名前が学校で流行って(ということは小学生だったのか)、男子がふざけあって叫んでいたのを覚えている。
(自分は中学生で小学生がふざけていたのか・・・)
とにかく、今回観ていて、まだ途中までしか観てないのだけど、キリスト教がらみのことで昔見落としてたものがすごく多くて観ていてとっても辛くなってきた。昔観たときは、自分もキリスト教徒ではなかったし、単に「西洋人」が「アフリカ人」を船に詰め込んでアメリカ大陸に連れて行った、そして三角貿易というシステムを築いて大儲けしていたということぐらいの印象だった。しかし、映像として頭の中にばっちり残っていたのは、船底でどういう状態で人間をまるで物のように扱ったかということ。もうこればっかりはショックでどうしようもなかった。
今回のショックは(・・・というか今さらではあるが)キリスト教が「やってきたこと」と「言ってきたこと」のズレがあまりにも明らかだった、ということである。
今さらながらではあるが、こういうことを「どう理解したらええねん?」という疑問がこの世に数々投げかけられているということを私のような「のほほん信徒」は実は真正面から向き合っていないのではないかと、ここ2・3日悩んでいる。
kanjinaiさんは土井健司『キリスト教を問いなおす』読書中 - G★RDIASで「そこのところどうなん?」と問いかける。
ごもっとも・・・
直感的に思うのは、ダメなものはダメだし、JP2のように謝ったり悲しんだりしながら、ダメを認めるしかないんじゃないかという。ダメを正当化したところで何にもでてこないよ、って気がする。