標語

ちょっとまえqueloさんのブログでわーわー言ってた標語。
「赤信号、無視する人はいたいめに!」
2007-10-05 - regocijo
「戸締りはきちんと!」
2007-10-15 - regocijo
私、基本的に標語って嫌いなんだな。
何が嫌かと言うと常に標識(=何かについて誰かに語りかけていることば)が壁に貼られるあるいはどこか公共の場に置かれていて、それが見られているとも見られていないともなく、ただ、そこにあるっていう状態が耐えられない・・・という。そういうことで嫌なんだな。おそらく「何それ?」って思う人が多いと思うけど、私には標語がとてももの悲しいものに感じられ気持ちが落ちてしまう。
そういうわけで、この標語なんだけど・・・
通勤の行き帰りに否応なく目に入ってくるこの看板。大きいんだなこれが。私の身長よりも大きい。ガード下に貼ってある。これは縦書きなんだけど、5メートルも行かない先には横書きで同じ大きさのものが階段のふちに貼ってある。これ、もしかすると関西方面ではみんなが知ってる標語なんやろか。生まれて初めて関西地方に住む私にとってはコレまったくヌーヴォーだった。まず「いけない」という言葉をそのまま方言で「あかん」と言う。そして次に「あかん」という方言をだじゃれのように「あ缶」とする。つまり「いけない」⇒「あ缶」という飛躍。このセンスなんだな(っと書きながら「ジャロって何じゃろー(日本広告機構)」を思い出した。でもあれ標語じゃないし)。・・というか「ゴミ・タバコ・空き缶」の「缶」を強調しているからこういうことなのかもね。
広島弁で言えば「道路にゴミ・タバコ捨てたらいけんよ」ってことになるんだけど、うーん、書くかなぁ、書くかもね(^^)。
ま、何が書かれていても標語は標語で、この大きな看板の標語から発せられるメッセージがどれだけ道行く人に届くかは、わからない。このわからなさに一抹の哀愁を感じてしまう。そしてこの看板が今から先どのくらいここに貼られ続けるのだろうかと思ってしまう。考えすぎか。