1996年

ミツコさんのhttp://blog.goo.ne.jp/yonyonmama2/s/%A5%DE%A5%B0%A5%C0%A5%EC%A5%F3%A4%CE%B5%A7%A4%EAにもコメントがありました、

マグダレンの祈り [DVD]

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・・・というわけで観ました。

前に仲間も本で読んでて、
非常に気持ちの悪い話だったという話を聞いてたし、
あと、1996年頃だったと思う、いやその後かな、ニュースでも出てた気がする、
あの修道院が閉鎖されたってこと。
映画になったのも聞いてたしいつか観たいと思っててようやっとその日が来た。
3万人の隔離されていた女性たちがどういう人生を送らされてきたのか想像することもできない。
命がけで逃げて逃げてそれでも深く痛めつけられた刻印が消えない苦しみ、
それがバーナデットの最後のシーンだったんだと思う。
1996年。
わたしは修道女として生き始めた最初の年だったな。
映画の中に出てくる修道女たちと同じ修道女という名を持つことがどういうことか、
1996年にはどういうことかわかってなかったと思う。
あれから10年経って、
それがどういうことなのかをだんだんと知り始めた、というか。
「宗教である」ということがどれほど「力」と関係していることか知れば知るほど怖ろしくなる。
だから、弱気になる。
わたしにとっての出来事(リアリティ)ってこういうところにあるんだ。
ナザレのイエス・キリストの記憶でかろうじて生きているのかもしれない。