なにかに

実はいまだに興奮さめやらない。
というか、さっきよりももっと興奮してるんじゃないか。
山下きよみさんのパフォーマンスをみた。
http://chun-sss.blogspot.com/

美術展 「Art Court Frontier 2007 #5」 において
稲葉高志の作品とのコラボレーションを行います

会って話したことはあったけど「おどり」をみたのは初めてだった。
なにかを考える暇のない非常に緊張感のある時間だったが、
ときおり心を通りぬけてゆく声がした。
こんなにカンタンに、なにかになっていいのか、
いや、なにかになれるはずはないだろう、
けど、これは山下きよみではなく、なにかだ。
なんだろ、彼女がかつて話したことを辿って、その「なにか」を探す。
枝とか、幹とか、芽とか、鳥･･･
壊れた鏡を踏むガリガリという音ではっと自分にかえる。
そんなにまで･･･
そしてもう声はしなくなった。