胡蝶

名所には住めども心なき、身は山賤の年を経て
住む家桜色変へて、これは都の花盛り
心を留めて
色深き


ブレーキを踏みつつエンジン全開、という能の舞。
秘すれば花」がどういうことかを目撃。
憑依は憑依を観る者の視線をも必要とするのだな、そうだったのか。


春立つ空の旅衣


もうすぐ梅の季節がくる。
うちの庭の梅は、紅と白で真っ青な空のなかで小さく光る。
そんな梅の日の前に、梅の日を前に。