天草

まずは天草コレジョ館http://www.tca-japan.com/jp/html/pagej03-9.htmlを見学、町あげて製作された「天正使節団」の足跡を辿る映画で思わず涙ぐんでしまったのち、天草のカトリック崎津教会にたどり着く。
http://www1.odn.ne.jp/tomas/sakitu.htm

 

驚くべきことに、この屋根、ブルターニュの教会の屋根とまったく同じ。
砂色の色合いといい、海のそばの潮の香りといい、
冬だから、なんとなく肌寒さといい、
フランス・ブルターニュ地方とそっくりだった。
しかし、さて、ここからは、
日本におけるこれら「ゴシック風」教会建築を「日本風」だと言うMFとの対話。
19世紀後半から20世紀にかけてのカトリック教会、
フランス寺とも言われた大浦天主堂を筆頭に、
竹や木造でゴシック建築の教会を建てている。
わたしのような日本人には「西洋」という以外言いようのないスペースだ。
しかし「これは西洋とは言えぬ」と言い張る西洋人。

お手上げだよぉ、って感じ?
いや、不思議だな。
光もやわらかい。
壁が白くて、
ピンクなステンドガラスの光のなかに包まれる。
踏み絵の前にドキドキしながら立ちすすみ子を抱く母の画が、
やわらかな光に包まれている。
そう、つまり、
「生活」という次元が胸の内がわに脈打つ感じ。