映える

karpos2006-09-05


Photo by Kazu & Kiku

水に映っている空に触れるのが好き。
絶対にわたしの手には届かないものが、
そこにあるような気がして。
右の写真は、
見せてもらったCD−Rの中から盗んだもの。
KazuとKikuが仲間と一緒にこの夏行った長野のとある湖。
こういう水に空が映ってるような写真を、
karposに見せたら盗まれるんだよ。
へへへ。
ゆらゆらと、
ふらふらと、
水のなかの涼しい葉っぱが気持ちよさそウ。
いいねぇ、夏だねぇ。
思い出したように言うけど、
タイトルの写真は、
ジヴェルニーの庭の蓮の池の写真。
モネが、晩年過した家のあるところ。
もう何年前だったか、
うちのみんなと一緒に行って、
ひとりで写真を撮ってた。
今夏はただ、
ぼーっとするためだけに行って、
水に映る空に触れていた。
水面に、空があって、
吸い込まれるように眺めつづける。
たぶんモネが椅子に座ったであろう目線、
世界の横軸がどこまでも、
どこまで続いてて、
永遠の、
そしてヤナギの落ちてくる感じと
ピンク色の睡蓮と、
それはたぶん、
あの人たちも聴いたであろう音。
水のなかに映える光。