karpos2006-09-01



むこうに虹がみえる。
かの国、サヴォア地方、アルプスの懐。
手前に見える家は三階建て、
150年前に建てられたらしい。
アルプスのふもとの家は、こんなふうに大きくて、
二階や三階建て。
その昔、冬の間、二階にほし草をためておいて、
一階の牛くんたちに食べさせる、そういう家畜小屋だったものを、
現在は改築して住居や休暇の家にしているのだそう。
以前、このような家はとってもシステマティックだった。
牛くんたちの体温の熱さが二階に上がって、
ほし草の乾燥に役立つのだそう。
自分の体温で温まったほし草を食べるのだな。
自家発電。
うむ、自温発熱か?
虹は、その昔の人たちにも現われて、
大自然の不思議さを教えてくれただろう。
今も、わたしの目の前に虹が現われて、
教えてくれる。
ここに、あなたはいる、ということを。